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2007/08/08

1波長ヘンテナの実験

1WL_HENTENNA1_1.jpg 

ヘンテナというアンテナはバリエーションが無茶苦茶沢山あります。
JH1FCZさんや変則ヘンテナを扱ったサイトなどで興味を刺激されていました。取りあえずということで、PCでのシュミレーションで遊んでいましたが、やはり実際にやってみないと本当の面白味は判らないだろーな。と、いうわけで週末に材料を整え、6mの移動で効果のありそうな1波長ヘンテナの製作に取り掛かりました。その実験の様子をレポートします。

【1波長ヘンテナとは?】
標準のヘンテナはの標準サイズは幅1/6波長x高さ1/2ですね。
1波長ヘンテナは2つのヘンテナを縦にくっつけてスタックに近い形にします。これでゲインの向上と、打ち上げ角を低くすることが期待出来ます。今回のようにワイヤーをベースに作ってあげると数100gで出来上がるので、アンテナを上げるのも楽ですから中年のおじさんも移動に出かけられます。一番の重量物は同軸ケーブルだったりします。

1LW_HENTENNA_D1.gif 

【シュミレーション】
例によってMMANAのシュミレーションから見てください。形状はこのようになります。
2つのヘンテナの片方を逆さまにしてオリジナルのヘンテナの上にくっつけた格好です。

逆立ちさせる事で下のヘンテナと上のヘンテナの位相が中央で合うようになりますのでこのエレメントのセンターに給電します。
ヘンテナっていうのはユニークで面白いですね。さしずめサーカスで頭で逆立ちした人を頭で支えているような絵です。これだから止められません。

1波長ヘンテナの特性はこんな感じです。

1LW_HENTENNA_D2.gif

標準ヘンテナよりサイドと上下のくびれがはっきりしており、Gainも5.4dbiから6.8dbiと上がっています。(このページ最後に標準ヘンテナのデータが有ります)

【製作】
私の得意なスタイルで、横の一番上と一番下のエレメントのみ9mmのアルミパイプを使用しそのほかのエレメントは全て1mmのステンレスワイヤを使いました。
 組立ては圧着端子とタッピングネジで行います。

それほど技術を要する加工は殆ど有りません。給電部は同じ幅になるように1mmのリード線の先に鰐口クリップを付けたものを用意しました。

【調整の為の移動運用】
8月6日15時フィールドデーコンテストのまさに終了時間。アンテナが完成!
周りに何も無い場所という事で家から8kmくらい離れた隣町の東茨城郡茨城町のサツマイモ畑に移動し、マストに上げて調整を始めました。

1WL_HENTENNA3.jpg 

【調整作業】
アンテナをくみ上げポールを8m程度まであげ、MFJアンテナテスターでドキドキの一回目測定。 => 47.6MHzに同調。
へンテナを降ろし、上のショートバーと下のショートバーを10cm給電部に近づける。よく考えたらこのアンテナの調整の主役は上下のショートバー(ヘンテナの基本ですよね!)給電部に付けた鰐口クリップはいったい何だったんだろう(^^;;

ドライバーでネジを回しての調整にヤキモキしながら再トライ、48.5MHzに同調。更に10cm給電部に近づけて49.5MHz。なんとか50.2MHzはSWR1.6くらいでバンドには入っ意ている。更なる追い込みは次のお楽しみ、という事にして下のショートバーだけあと5cm寄せて初回の調整を完了した。

1WL_HENTENNA2.jpg
1波長ヘンテナの全景

【運用開始】
フィールドデー直後の6mはお疲れさんモードであまり局が出ていない。それでも数箇所のスポットに信号を確認。7N2UZM/1山武郡移動の桜井さんのCQがRS:55くらいで入感しているのを聞きつけ、応答してみる。同じRS:55のレポートを頂いた。
桜井さんもヘンテナを利用しての移動との事。こちらも1波長ヘンテナでの初QSOとうい事を伝えヘンテナ話題で楽しいQSOになった。
九州方面のEsも出ており、グランドウエーブもなかなかFB。6エリア、東京・神奈川の固定局とのQSOに気を良くしていたらJE2QJJ山本さんが静岡市市から呼んできてちょっとビックリ。最後におなじみのJA6BFDにも呼んでもらい、少しは電波を出している証明が出来た。約50分で20局とQSO。
1波長ヘンテナの調整を兼ねた運用でしたが、平地移動にしては良く飛んだという印象でした。ゲインは3エレ程度ですが体感的には5エレ八木くらいかな?コンディションも良かったかも知れません。東京のビーコンもQSBは有るもののSメータを振らす位に元気に聞えていました。今度は調整の追い込みを兼ねて山の上から運用してみたいですね。

【蛇足】
1波長ヘンテナの形態を見ると、オリジナルのヘンテナでも上のエレメントから給電できそうですよね。MMANAで早速シュミレーションをしてみました。インピーダンスが少し下がるようですがノーマルのヘンテナとゲイン・周波数特性はまったく同じ、SWRはかえって良いくらいでした。Hi 1波長ヘンテナとの比較の為に標準ヘンテナの特性も掲載しておきますので参照ください。

HENTENNA_TOPFEED.gif 

 

tm_HENTENNA_PTERN.gif

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